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《税務Q&A》

情報提供 TKC税務研究所

【件名】

譲渡所得の収入金額に算入される経済的利益

【質問】

 譲渡所得の収入金額は、「金銭以外の物または経済的利益」も収入金額とされるようであるが、この場合の経済的利益とはどんな場合の利益をいうのか。

【回答】

 代表的なものとしては、譲渡所得の基因となる資産を譲渡したことに伴い、
1 物品その他の資産を無償または低い対価で譲り受けた場合におけるその資産のそのときにおける価額、またはその価額とその対価の額との差額に相当する金額
2 金銭の貸付を無償または通常の利率よりも低い利率で提供を受けた場合における通常の利率により計算した利息の額、またはその通常の利率により計算した利息の額と実際に支払う利息の額との差額に相当する金額
3 借入金その他の債務の免除を受けた場合におけるその免除を受けた金額、または自己に帰すべき債務を他人が負担した場合における当該負担した金額
等の経済的な利益を受けた場合がこれに相当すると考えられる。

【関連情報】

《法令等》

所得税法36条
所得税基本通達36-1
所得税基本通達36-15

【解説】

 所得税法では、「収入金額とすべき額」とは、その収入の基因となつた行為が適法であるかどうか、または収入が有償でされたかどうかを問わず、経済的成果をもたらすすべての収入をいうものとされている(所基通36ー1)。
 ところで、所得税法第36条第1項かつこ書きに規定する総収入金額に算入すべき「金銭以外の物または権利その他経済的な利益」とはどのような利益をいうのかという質問のようであるが、その代表的なものとしては次のような場合に受ける経済的な利益がこれに相当すると考えられる(所基通36ー15)。
1 譲渡所得の基因となる資産を譲渡したことに伴い、物品その他の資産を無償または低い対価で譲り受けた場合におけるその資産のそのときにおける価額、またはその価額とその対価の額との差額に相当する金額
2 譲渡所得の基因となる資産を譲渡したことに伴い、金銭の貸付を無償または通常の利率よりも低い利率で提供を受けた場合における通常の利率により計算した利息の額、またはその通常の利率により計算した利息の額と実際に支払う利息の額との差額に相当する金額
3 譲渡所得の基因となる資産を譲渡したことに伴い借入金その他の債務の免除を受けた場合におけるその免除を受けた金額、または自己に帰すべき債務を他人が負担した場合における当該負担した金額

【収録日】

平成19年 8月 9日


 
注1: 当Q&Aの掲載内容は、一般的な質問に対する回答例であり、TKC全国会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。個別の案件については、最寄りのTKC会員にご相談ください。
注2: 当Q&Aの内容は、作成時の法令等を基に作成しております。このため、当Q&Aの内容が最新の法令等に基づいているかは、利用者ご自身がご確認ください。
注3: 当Q&Aの著作権は株式会社TKCに帰属します。当Q&Aのデータを改編、複製、転載、変更、翻訳、再配布することを禁止します。

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