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《税務Q&A》

情報提供 TKC税務研究所

【件名】

他から購入した資産の取得費

【質問】

 20年以上前に購入し、以後引き続いて居住の用に供していた土地を本年譲渡した。
 この土地を購入した際に不動産業者に仲介手数料を支払ったほか、登記費用や不動産取得税も支払っている。
 これらの費用は、この土地に係る譲渡所得を計算する際に取得費として控除することができるか。

【回答】

 他から購入した資産の取得費には、その資産の購入手数料はもとより、その資産(業務の用に供されるものを除く。)に係る登録免許税、登録のために司法書士に支払った手数料及び不動産取得税等が含まれることになっている。
 したがって、仲介手数料、登記費用及び不動産取得税はすべて取得費となり、譲渡所得の計算上控除することができる。
 なお、業務の用に供される資産の取得に係る登記費用及び不動産取得税は、その業務に係る各年分の各種所得の金額の計算上必要経費に算入されることとされているので、譲渡所得の計算上取得費には含まれない。

【関連情報】

《法令等》

所得税法38条
所得税基本通達38-9

【解説】

 他から購入した資産の取得費には、購入代金のほか、その資産についての次のような費用が含まれる。
1 引取運賃、荷役費、運送保険料
2 搬入費、据付費、業務の用に供するため直接要した費用
3 購入手数料、登録免許税、登録手数料、不動産取得税
4 他人が使用している土地・建物などの取得に際し、その使用者などに支払った立退料、移転料その他その使用者を立ち退かせるために要した費用
 なお、取得した資産が業務用の資産であり、その支出した登録免許税や不動産取得税などの費用を、その支出した年分の事業所得などの必要経費として既に控除している場合には、譲渡所得の計算上取得費には含まれない。
 したがって、質問の場合のように、業務の用に供さない資産の取得に際して支出した仲介手数料、不動産取得税及び登録免許税は、その購入した資産の取得費に含められる(所基通38ー9)。
 なお、取得した資産が業務用の資産であり、その支出した登録免許税や不動産取得税などの費用を、その支出した年分の事業所得などの必要経費として既に控除している場合には、譲渡所得の計算上取得費には含まれない。

【収録日】

令和 2年 3月 6日


 
注1: 当Q&Aの掲載内容は、一般的な質問に対する回答例であり、TKC全国会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。個別の案件については、最寄りのTKC会員にご相談ください。
注2: 当Q&Aの内容は、作成時の法令等を基に作成しております。このため、当Q&Aの内容が最新の法令等に基づいているかは、利用者ご自身がご確認ください。
注3: 当Q&Aの著作権は株式会社TKCに帰属します。当Q&Aのデータを改編、複製、転載、変更、翻訳、再配布することを禁止します。

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