税金の基礎知識

6.退職金をもらったが税金はどうなるの?

退職金をもらった場合は、源泉徴収により納税が済まされることになっていますので、その年に他の会社からの退職金が無い場合には確定申告は必要ありません。

また、退職金をもらった場合の税金は一般の場合より安くなっています。税金の計算は以下のとおりです。

≪ {(退職金−退職所得控除額*)×1/2 } × 税率 ≫

*退職所得控除額は勤続年数20年までは1年につき40万円です(最低額80万円)。勤続年数が20年を超えている時は超えた年分については、1年につき70万円になります。

傷害退職の場合、以前に退職金をもらっていた場合等は計算方法が別になります。

なお、退職の際に「退職所得の受給に関する申告書」を勤務先に提出しなかった場合や、他にマイナスの所得があって損益通算の適用を受けられる場合など確定申告をした方が有利な場合があります。