税金の基礎知識

17.貸倒引当金とはどういうものか

 会社の売上が大きくなればなるほど、売掛金や貸付金などの債権が多くなります。このような債権は、いつ貸倒れになるかわかりません。そこで、会社が持っている売掛金などの債権について、あらかじめ、貸倒れになりそうな金額を合理的に見積もって損金に計上することを貸倒引当金といいます。ただし、税法では課税の公正をはかるために、損金に計上できる一定のワク(繰入限度額)を設けています。