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《税務Q&A》

情報提供 TKC税務研究所

【件名】

福利厚生費の範囲

【質問】

 病院を経営している友人の話によると、事業所得の金額を計算する上で福利厚生費として必要経費になるものがあるとのことであるが、福利厚生費とはどのようなものをいうのか。

【回答】

 福利厚生費とは、従業員の福利、慰安等のために支出する次のような費用をいう。
1 法定福利費
 法律の規定によって支出する健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などの事業主負担分の金額や労働者災害保険料など
2 その他の福利厚生費
(1)慰安旅行などの費用・・従業員の慰安のための旅行・運動会等の費用で、通常必要とする費用
(2)記念行事などの費用・・開業記念日、国民の祝日、診療所新築記念などに際して、従業員におおむね一律に供される飲食に要する費用
(3)従業員の慶弔費・・従業員やその親族の慶弔・禍福に際し、支給される金品に要する費用
(4)残業食事代・・従業員や事業専従者が、たまたま残業する場合に供する食事に要する費用

【関連情報】

《法令等》

所得税法37条

【解説】

1 法定福利費は、法定された事業主負担部分の金額を支出している限りにおいては、税務上問題となることはない。ただし、法定の事業主負担部分を超えて負担した場合は、その超える部分は従業員が使用者から経済的利益を受けることとなり、給与として課税される。
2 その他の福利厚生費については、その内容や金額が、常識的なものであれば、問題はないであろう。しかし、妥当性を欠いたり、通常必要と認められる額を超える場合には、使用者から受ける経済的利益となり、その者の給与として課税される。

【収録日】

平成21年 7月22日


 
注1: 当Q&Aの掲載内容は、一般的な質問に対する回答例であり、TKC全国会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。個別の案件については、最寄りのTKC会員にご相談ください。
注2: 当Q&Aの内容は、作成時の法令等を基に作成しております。このため、当Q&Aの内容が最新の法令等に基づいているかは、利用者ご自身がご確認ください。
注3: 当Q&Aの著作権は株式会社TKCに帰属します。当Q&Aのデータを改編、複製、転載、変更、翻訳、再配布することを禁止します。

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