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「ウィンドウズ7」の特徴には、次の4つがあげらます。
1.高パフォーマンスと低消費電力化
起動時には、最小限のサービスだけを優先的に開始し操作に合わせて必要なサービスを開始することで、起動、シャットダウン、再開などのスピードを向上させました。さらに、ファイルのコピーや開くスピードも改善されており、また、転送、圧縮、検索、インデックス作成なども向上しています。
ウェブ閲覧についても、最新ブラウザ『Internet Explorer 8』によって、高速なページ表示による素早い情報収集が可能です。
低消費電力化は、必要なサービスだけの実行、未使用状態でのディスプレイ調光、未使用パーツの電源オフなどで大幅に改善しました。電源を確保できない場所でも、より長時間のモバイルPCの活用が可能となっています。
2.使いやすくなった操作性
タスクバーのアイコンにマウスを重ねるだけで、サムネイル(縮小画像)やプレビュー表示で使用中のファイルを確認できます。また、アイコンの右クリックで表示される「ジャンプリスト」では、最近使用したファイル一覧から開いたり、頻繁に使用するファイルを“ピン”で固定できるなど、少ない操作で目的の情報にアクセスすることができます。
さらに『Internet Explorer 8』では、ウェブサイトを移動することなく、地図表示やテキスト翻訳などさまざまなアクションを行え、「お気に入りバー」からは直接ページ更新の確認が行えます。
3.高い互換性と既存のアプリケーション資産の活用
「ウィンドウズ・ビスタ」と高い互換性を確保しており、数多くのハードウェアやアプリケーションを利用できます。ビスタ以前のOSで利用していたアプリケーションも、互換性モードを実行することにより利用可能です。
4.『Windows 7 Enterprise』によるIT基盤の強化
最上位エディションの『Windows Enterprise』では、社外から企業ネットワークに安全に接続することが可能です。
また、ローカルディスクに加え、USBメモリーなども暗号化で保護できます。暗号解除にパスワードとスマートカードを利用できるため、以前のウィンドウズとも安全にデータの共有を行えます。
さらに、保護されたデバイスだけにデータの保存を制限できるなど、データの盗難や紛失へのセキュリティ対策を企業全体で徹底することができます。
このように「ウィンドウズ7」は、生産性とセキュリティをこれまで以上に高めたOSとなっています。
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