継続MASシステム

「TKC継続MASシステム」は、経営者および経営幹部の方に
経営の現状と方向付けについて考えていただくためのツールです。

  1. 継続MASシステムは、経営者のビジョンに基づいた「中期経営計画」と、次年度の業績管理のための「短期経営計画」の策定を支援します。
  2. また、これから創業される方のための「創業計画」の策定も支援できます。
  3. 継続MASシステムには、「中期経営革新計画」「短期経営計画「業績検討会」「創業計画」の4つの機能があります。

I 中期経営計画(経営改善・経営革新計画)

 「中期経営計画(経営改善・経営革新計画)」では、経営者のビジョンに基づいた「中期経営計画」の策定を支援します。

  1. 現状分析や将来5か年の経営目標の策定にあたり、過去3期のすう勢(傾向)の確認と同業他社(黒字企業・優良企業)との業界比較分析から、自社の目標モデルを設定することができます。この目標モデルをガイドラインとして、将来5か年の経営目標を策定できます。
  1. 中期経営計画の策定にあたっては、まず、「現状から見た将来の予測」を行い、これを基礎として、経営改善・経営革新の対策を検討します。
  1. 経営改善・経営革新の対策では、「商品/市場戦略」に基づく販売計画、設備投資計画、借入金計画などから、将来5か年の見通しをシミュレーションできます。
  1. 中期経営計画策定後、その1年目の計画を「短期経営計画」に登録し、計画と実績を検証することができます。

II 短期経営計画(次期経営計画)

 「短期経営計画(次期経営計画)」では、「中期経営計画(経営改善・経営革新計画)」で策定した計画を、次年度の業績管理のための「短期経営計画」として、そのまま登録することができます。
 また、「短期経営計画」からスタートする場合は、経営者の方に「5つの質問」に答えていただき、次期の経営基本方針を明確にして、「短期経営計画」を策定することもできます。

  1. 「中期経営計画(経営改善・経営革新計画)」が策定されていれば、その1年目の計画値をそのまま登録し、「短期経営計画(次期経営計画)」とすることができます。
  1. 「中期経営計画(経営改善・経営革新計画)」が策定されていない場合でも、次年度の経営計画を「経営者への5つの質問」からスタートし、次期の「基本計画」(目標損益)を策定します。
     もちろん、詳細な経営計画を練り上げる場合には、設備投資計画、資金繰り計画、部門別利益計画などを策定するプログラム(ツールBOX)が用意されており、これらを活用して、詳細な事業プランを練り上げることもできます。
  1. そして、その実行段階では、計画と実績を検証し、問題点の発見・対策を検討する業績検討会や戦略的決算対策検討会のツールとして活用し、PDCAメカニズムの構築を促進することができます。

III 業績検討会

 計画と実績を比較検討し、現状の問題点の発見とその対策を経営者や経営幹部の方と一緒に検討します。損益予算と実績の差異を確認することができ、グラフによる実績確認もできます。

  1. 毎月、最新の月次決算に基づき、計画と実績を検証し、問題点の発見や原因分析を行います。

予実差異分析

  1. 「現状での期末業績の予測」を行い、その結果を基礎として、経営目標達成のための業績改善対策を検討します。
    〔実績+未経過月予測〕で、現状の期末業績を自動予測します。

業績改善対策

  1. 決算3か月前なら、当期決算予測に基づく納税額を予測し、その節税対策も検討します。

納税予測と決算対策

IV 創業計画(6か年創業計画)

 創業計画では、「創業ワークシート」に記入された基礎データを基に、経営理念の確認、BAST比較による基本計画の策定を行い、将来6か年の「目標変動損益計算書」と「目標貸借対照表」を策定します。これに加え、「6か年予測キャッシュ・フロー計算書」や「経営目標達成のための行動計画表」も作成できます。

提供:株式会社TKC