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FX2導入企業に配布される『戦略経営者』。同誌の「賃金セミナー」欄を見たある経営者が、群馬県ベンチャー支援センターに自社の賃金設計の相談を申し込んだ。昨年11月末、同センターはそれを受けて、専門家派遣制度に登録していた関信会の島津文弘会員(V型)にコンサルティングの斡旋依頼をした。
賃金設計のアドバイザーとして
支援センターより派遣依頼
ことの発端は、『戦略経営者』に10回シリーズで掲載されていた鎌本勝博氏(ブレスト人事経営研究会代表)の「賃金セミナー」欄を読んだある建設設備会社社長が、自社へ賃金設計の導入を考え、群馬県ベンチャー支援センターに相談をもちかけたことに始まる。
同支援センターは、(財)群馬県中小企業振興公社内に設置され、県下の中小企業の創業・経営革新を幅広く支援する機関である。主な支援サービスには、(1)専門家派遣(2)法律問題の無料相談(3)研修会の開催(4)各種情報の提供――等がある。
そこで賃金制度の構築スキルを有する専門家へ派遣申請をし、PM・SM(プロジェクト・サブマネージャー)による事前審査、登録専門家と経営者との調整という手続きを経て、既に登録済みの島津会員と賃金設計に関するコンサルティング契約を結ぶことになった。
現在、センター登録の専門家は約230名。専門家資格は、中小企業診断士、技術士、経営士、民間コンサルタント、情報処理技術者、税理士、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、建築士、大学関係者等とされ、新商品開発や販路開拓、IT化やISO取得による経営品質の向上等の相談が受けられる。相談料は1日当たり5万円(最大40日迄)、経営者の費用負担は3分の1と民間に比べかなり低く設定されている。
行政から特別な評価を受ける
TKC会計人集団を期待
――専門家派遣の登録手続は?
島津 登録は2年前に済ませました。資格と自己アピールを記入する支援事業者登録申請書(ホームページよりダウンロード可)に職務履歴書を添付して提出するだけです。私のケースでは、賃金設計と経営計画作成のアドバイスとなります。もちろん税務・財務相談でも登録可能です。
――コンサルティングの質の保証は?
島津 登録手続が簡単なだけに、相談案件と専門家とのマッチングを行うPMの役割が重要になります。スキルに関するPMとの信頼関係がポイントだと思います。
――今回はどのようなコンサルティングを?
島津 ブレスト賃金制度による賃金システムの導入です。具体的には、(1)職務規準書(2)仕事給賃金表(3)人事考課シート(4)業績達成評価表――等の作成と指導を行いました。
――反応はいかがでしたか?
島津 社長には非常に喜んでいただけました。その他にもTKC会員事務所であれば、継続MASを活用して経営改善計画のコンサルティング等の要素が加味されます。当然、金融機関や取引先の外部評価も高まります。
――他の会員先生にお知らせしたいことは。
島津 今後TKC会計人は、真正な決算書や経営計画作成のお手伝いをする能力の高い集団として「TKC会計人専門家派遣集団」といわれるくらいに、行政から特別の評価を受ける存在になってほしいですね。われと思われる会員先生は、地元の支援センターに登録されてはいかがでしょうか。
(TKC出版 程田靖弘)

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