経営承継計画とは?

経営承継計画とはどのようなものですか。
次の3 つのステップで経営承継計画を作りましょう。

1.経営承継計画策定の3つのステップ

●STEP1 現状を知る

 まずは「己を知る」ことです。現状をしっかりと認識することから始めましょう(Q&A「現状分析の仕方は?」参照)己とは狭く言えば「会社」「現経営者」そして「後継者自身」のことです。広く言えば会社のヒト・モノ・カネ・情報・ノウハウなどの「経営資源」の現状です。限られた経営資源をうまく配分(最適配分)し、成果を上げることが経営戦略の課題です。これを打ちたて実行する力を後継予定者が兼ね備えているか、冷静に分析することが大切です。

●STEP2 方向性を決める

 経営承継を「誰に」「いつ」「どのように」行うか、を決定しなければなりません。一般的には親族、従業員、社外から最適な後継者を選出することになるでしょう。ここでは年齢、経歴、知識、スキル、事業意欲、考え方、価値観、資産状況などがポイントです。
 後継者が決まれば、いつ経営承継を行うか、を決めます。最短でも3〜5年、通常10年で引退までのスケジュールを立て、「地位」と「財産」の承継をはかります。

●STEP3 スケジュールを立てる

 経営承継の時期が決まれば、それまでに「いつ何をするか」「どのようにするか」をスケジューリングします。その内容はできるだけ具体的で、行動をイメージできるようにすることが大切です。
 この点が不明確であったり、無理難題のテーマであれば、それは間違いなく実行されません。専門的な知識が必要とされる分野は、当事者だけでは誤った判断をするリスクもあります。会計事務所など外部の専門家に相談することをおすすめします。

2.経営承継は第二の創業である

 例えて言えば、現経営者から引き継ぐ「経営資源」は後継者にとって料理の食材です。これは非常に限られたものです。美味しいもの(強み)もあれば、そうでないもの(弱み)もあります。この食材を使って、今の時流(経営環境の変化)にあった美味しい料理(魅力ある製品、商品、サービス)をつくることが後継者に課せられた課題です。まさに料理人(後継者)の腕(経営力)にかかってくるのです。
 昔ヒットした料理が今もそのままヒットするとは限りません。これからの時代に合ったメニューにつくりかえていくことが大切です。ここで「経営革新」の視点が必要になってきます。「経営承継は第二の創業である」と言われるように、まさに会社の存亡は後継者の経営力にかかってくるのです。

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